来月には EP 7 が発表されるであろうというのに、今さら EP 6 の感想です。
『うみねこのなく頃に』って何ぞやという方は、過去記事を読むなり Wikipedia を読むなりして下さい。
EP5 で主人公の戦人が真相に気が付いたのを受けて、今回の EP6 では戦人がゲームマスター(出題者)になり、本当に真相に至ったのかどうか証明するため、探偵役の古戸ヱリカと戦うことになる。
つまり主人公が「犯人は魔女」説側に立って事件を作るということだ。
体験版である EP1 を読んだだけの人がこれを聞くと、「ぽかーん」と呆れてしまうかもしれないが、本当にそういう展開になっている。
とはいっても散々無能呼ばわりされてきた戦人だけに、逆に返り討ちに遭って苦しむことになって、物語としては盛り上がりと次回への引きがあるのだが。
『うみねこ』では「犯人の視点から過去のエピソードを見る」とか「探偵役がトリックと犯人を暴く」とかのような答え合わせ的なことはせず、推理・考察を重ねた人だけが分かるような書き方をする、と作者が語っていた覚えがある。
その通りで、犯人やトリック、碑文の謎も EP6では明かされていない。
その代り、作品の重要なカギの一つであろうところの部分が、暗喩的・象徴的に語られている。
例えば、この期に及んで現れた新キャラクターの「フルフル」と「ゼパル」。
これを受けて、これは「紗音=嘉音=ベアトリーチェ」が確定的なんじゃないか、と私なぞは思ったわけだが、ファンの間では未だに意見が分かれている。
それも結局、直接的に答えを明示しないという方針が原因だ。
そして「紗音=嘉音=ベアトリーチェ」と言ったところで、「紗音と嘉音のうちどちらが実体なのか」「変装なのか、多重人格なのか、共同幻想なのか」「事件にどれだけ関わっているのか」というところは確定できないから、まだまだ議論の余地がある。
だから、ファンは懲りずに未だにあーだこーだと語り合っているわけだ。
一つ素人から不平を言わせてもらうと、シナリオライターの竜騎士07氏の悪い癖なのだが、登場人物に自分の意見を直接言わせる、もしくは作者の意見だと誤解されるようなことを言わせるのはやめた方がいい。
脇が甘いというか、アンチに攻撃材料をみすみす渡すようなものだ。
でもこれが治らんということは、竜騎士07氏の周囲にそれについてダメ出しをする人がいないのだろう。
厳しい編集者によって小説家は鍛えられるというような話を聞くけど、作者が自分の好きなようなものを作るという同人作品ではそれは望むべきではないのかもしれない。
そうはいっても、制作規模としては最早ちょっとした小企業の作品なみに肥大しているからなあ……。
更に、些末で下らないツッコミを一つ。
新キャラクターの一人「フェザリーヌ・アウグストゥス・アウローラ」って、ゲルマンとフランスとラテンのごちゃ混ぜでは?
それはさておいても、女なんだから「アウグスタ」だと思う。
まあ、『ひぐらしのなく頃に』の羽入をもじって feather + in として、口癖の「あうあう」に因んだ言葉を拾ってきただけなんだろうけど。
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