先に組んだ Core i7 860マシンだが、CPU クーラーは添付品だし、ケースファンはフロントとサイドが8cm、リアが9.2cmの2000回転なのでうるさい。
以前書いたとおり、しばらく使ってみて辛く感じたので、ファンコントローラーを設置し、CPU クーラーも交換することにした。
今時のケースは黒か銀ばかりだから、ファンコントローラーのデザインもそれに合わせてほとんどが黒か銀ばかり。
しかし私のケース MT-PRO800 Fleetwood U38VB はフロントパネルがクリーム色なので全然デザインが合わない。
パネルが白いファンコントローラーはないものかと探したところ、AINEX の「2ちゃんねるファンコントローラー」が何とか適合しそうだった。
しかし既に生産終了しており、店頭での購入では困難なので、在庫があった TSUKUMO の通販で購入。
ついでに CPU クーラーも TSUKUMO で購入して送料を節約した。
CPU クーラーは背がそんなに高くなくて値段の割りに冷えそうな、サイズの「刀3」を選択。
「2ちゃんねるファンコントローラー」FC-02EU-WH
2007年2月発売の商品。
巨大掲示板サイトの名前をもじっているが、多分関係ない。
パッケージのロゴもサイトのものと似せてあり、悪ふざけ感がある。
しかし中身は至って普通の3.5インチベイに設置する 2ch ファンコントローラーだ。
ファンコントロール用つまみのほか、USB2.0 コネクタを2つと eSATA コネクタを1つ備える。
MT-PRO800 Fleetwood U38VB は SATA の ドライブ が出回り始めた時期の製品なので、フロントパネルに eSATA コネクタは当然のように存在しないし、ASUS P7P55-M にもコストダウンのためか eSATA コネクタがないから、eSATA コネクタをフロントパネルに設置できたのは助かる。
対応機器は持ってないけど、バックアップ用 HDD を繋げるのにいずれ使うことになると思う。
ファンケーブルはパルスセンサーへの分岐があるので、マザーボードの BIOS でも回転数が検知でき、回転数を見ながらファンの回転を調節できる。
フロントファン用に1ch、リアファン用に1ch使う形で配線した。
サイドファンは CPU ファンを交換すると干渉してケースを閉められなくなるので移設して、HDD 冷却ファンとして使う。
フロントファン用のケーブルを2又ケーブルで分岐させ、フロントファンの上に FREEDOM のフレキシブルアームを使って無理やり設置。
サイドパネルの穴は100円均一の店で買ってきたレンジフードフィルタを貼り付けて塞いだ。
参考動画
刀3
サイドフロー型だが、少しファンが傾斜している CPU クーラー。
MT-PRO800 Fleetwood U38VB はリアファンが9.2cmということからもわかるように、あまり背の高い CPU クーラーは使用できないので、高さ14.3cmのこのクーラーがケースに収まる限界。
3.5インチベイに設置した HDD との間隔も本当にギリギリで、1mmか2mm開いてるかどうかというところだから、コネクタやケーブルによってはファンと接触する。
バックプレートなしにプッシュピンで固定するタイプだから、マザーボードをケースに取り付けたまま設置できるのだが、このクーラーの場合、狭いところに指を突っ込む形になるので楽ではない。
socket775以降のプッシュピン固定方式は、きちんとクーラーを固定できているのか確信が持てないのも困りもの。
なんとか設置して、電源を投入したところ盛大な異音が発生した。
ケーブルがファンと接触したのかと思って確認するが、接触していない。
念のためファンガードをつけてみたり、3.5インチベイを外して運転してみるが変わらず。
ということは、ファン自体が何かおかしいということになる。
BIOS の POST 画面では CPU エラーが出て、セットアップ画面に入ることができない。
Windows のソフトでファンの回転数を見てみると、300回転などと出て警告される。
ファンの軸がおかしいのか、回転数制御がうまくいかずファンが誤動作しているのか。
シャットダウン→点検→起動→シャットダウンを繰り返してたら、突然静かになった。
回転数も1000回転以上出ている。
訳が分からないが、ちゃんと動いているならそれでいい。
リテールクーラーでは完走できなかった OCCT 10分テストも無事完走。
ケースファン全開、気温20度くらいの環境で OCCT の数値では CPUコア1がアイドル38度、最高68度だった。
回転数は最高2500回転と記されているが、実際はそこまで上がらない。
効果
ケースファンの回転数を最小(1300回転程度)まで絞り込むと、非常に静かになった。
例えるなら、ワンルームマンション住まいの冷蔵庫の運転音くらい。
ただし、風量が覿面に少なくなって排熱が追いついておらず、アイドル状態でも3度から5度くらいの温度上昇は避けられない。
少し負荷のかかった作業をしていると HDD の温度が40度弱になるので、夏場の静音運転は無理だろう。
移設したサイドファンの HDD 冷却効果は確認できず。
エアフローの悪いケースじゃこんなもんだろうなあ。
ファンコントローラのお陰で、一番の騒音源は Windy の9.2cmファン(FF92)であることが分かった。
これ、別のケース( Pandora1000 )でも使ってるけど、やっぱりうるさい。
Windy のサイトでは、
「騒音値23db以下、定格回転数2000rpm(±10%)、デュアルボールベアリング機構を搭載したWiNDyの新ケースファンです。最大の特徴は最大風量41.71CFMというクラス最大級の大風量を確保しながらもその周波数特性から実際の体感ノイズが非常に静かなことです。」
と書かれているが、風量は確かに大きいものの、体感ノイズが非常に静かというのは誇大広告すぎる。
まあ、この会社の商品の取り柄は見てくれの良さで、実性能は二の次だから、倒産したのも不思議ではないけど。
今は別名義の会社に形式的に事業譲渡して生き延びているものの、噂では製造委託先への代金支払いを踏み倒したり(自社工場は閉鎖して既に無い)、客への納期を何度も延期したり、セールが乱発されてセール価格が本来価格だったり、社員が流出したり……と悪い評判が絶えない模様。
サイトを見る限りでは、今年から海外に販路を広げて活路を見出すらしい。
見た目と中身と売り文句が一致したいい製品を作って名を上げてもらいたいものだ。

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