1973年のアカデミー賞作品賞受賞作、『スティング』( The Sting )。
有名な映画だけど、ギャングの抗争と刑事の捕り物的な話だと何故か誤解してて、長い間観てなかった。
いつだったか、観終わったとき、もっと早く観ておくべきだったと後悔したのを覚えている。
物語の舞台は第二次世界大戦前くらいのアメリカの都市。
詐欺で生計を立てている若者が主人公で、ある日彼が詐欺の師匠と共に路上で男を騙して所持金を奪い取るのだが、その金はマフィアの売上金だった。
そのことがマフィアのボスの逆鱗に触れて、主人公の師匠は殺されてしまう。
復讐に燃える主人公は、今は落ちぶれているが伝説の詐欺師と呼ばれている男を尋ねる。
そして彼らはコンビを組み、復讐のためマフィアのボスに一世一代の大イカサマを仕掛ける、というお話。
イカサマがいつバレるのか、ハラハラドキドキの連続で観客を飽きさせることがないうえ、最後に大きなどんでん返しを起こし、観客すらも騙していたことを明かす。
マフィアが絡んでも暗さがなく、観終わった後の後味は爽やか。
派手さはないのに、「映画は娯楽の王様」という言葉が良く似合う、痛快で見事な娯楽映画だ。
メインテーマ曲「ジ・エンターテイナー」の軽快なメロディーがまた映画にマッチしている。
映画がヒットしたおかげでリバイバルヒットした、という話も納得できる。
ユニバーサル映画が製作した作品ということもあって、本作に登場するイカサマ賭博場の建物を再現したセットが USJ にあるのだけど、USJ に行った後で映画を観たので、知ってる場所がロケ地に使われているかのようでちょっと嬉しかった。
横丁といった感じで、何も知らなきゃ素通りしがちな地味なところ。
確かニューヨーク・エリアのあたりにある。
それはさておき。
『スティング』は幅広い人が楽しめる、まさに不朽の名作だ。
「詐欺師がハッピーになるなんて許せない」なんて堅物な人じゃない限り、満足できるはず。

>『スティング』は幅広い人が楽しめる、まさに不朽の名作だ。
全く同感です。
でも、小生は「ペーパームーン」も捨てがたいと思います。あえてモノクロにしていることで、舞台となっている時代の空気感が強調されてると感じます。それにライアンとテイタムのオニール親子の距離感が何ともいえない雰囲気を醸し出しています。この映画を見る限りこの二人は最高の役者だと思えます。
ただ、これを見ていると、テイタムがちょっと前に麻薬だか何だかで逮捕されたのも、妙にうなずけてしまうところが哀しい気もしますが。
でも、洋の東西を問わず、名子役と称された俳優さんは大人になるとスキャンダラスな話題でしか注目を集めないのはなぜでしょう?(杉田かおるも「ちー坊」の時はすばらしかったのに・・・。)
『ペーパー・ムーン』は DVD を購入後、未開封のまま放置して早1年……いや2年か。
そこまで仰られると早く観ないといけませんな。
あの親子って、二人して捕まったんですよね。
子役出身者って、子役のうちに作品がヒットしてしまうとダメっぽいですね。
拝大五郎も冥府魔道に行っちゃったし。
活躍中の俳優や声優で、調べてみたら子役出身で意外、というのはよくあるんですが。