août 2008アーカイブ

27 août 2008

メモ

「泉こなたを自殺させる方法」を考えるスレ みwiki
http://www34.atwiki.jp/konataowata/

悪趣味な二次創作物語集。質は良くない。
『らき☆すた』のヒロイン、泉こなたが苛めや家庭内の虐待などの不幸に追い詰められるパターン。
苛めの首謀者は柊つかさが担当していることが多いようだ。
悪意を投影すれば容易に悲劇に転換しやすい人物設定とシチェーションだから、破壊願望を充足する対象になるのもごもっとも。
全部読んでないけど「航空事故」は例外的に読後感のいい話だ。
「虚像と実像」は悲劇だけど心理描写やプロットが丁寧。


2018年 菊花病院
http://ncode.syosetu.com/n6668d/
2018年 地中海病院
http://ncode.syosetu.com/n0204e/

国民皆保険が崩壊した未来の日本の医療を想定した短編小説。
主人公の母が突然脳疾患で倒れ、裕福でない主人公は選択を迫られる。
低所得者でも受診できるが劣悪な公立病院を選んだ場合と、高度な医療を提供しているが莫大な医療費を要する民間病院を選んだ場合、それぞれの物語。


グリーフケア
http://www.hospice.jp/related_group/griefcare.html

患者の死亡を伴う医療紛争って、グリーフケアの不十分さが大きな原因な気がする。
「真相究明を」という遺族のコメントがよく報道されるが、遺族にとっては自分の求めるストーリーこそが真相であって、そのストーリーが認められない限り満足しないのではないか。
根拠のない見立てだけど。


女性VIPPER練炭自殺事件まとめサイト
http://www10.atwiki.jp/sora/

2006年3月、同棲していた彼氏が失踪したため 2ch BBS で協力を求めていた人物が、自殺予告後に消息を絶ち、他の自殺志願者とともに集団自殺を果たした事件の記録。


【本危】まとめサイト:本当に危ないところを見つけてしまった・・・
http://orz.matrix.jp/index.html

2004年9月、2ch BBS のオカルト板で起こった祭(通称「蓋スレ」)の記録。
岡山の若者グループが茂みの中にある柵を乗り越えると、地面に扉のある場所に出た。グループのうち3人が扉を開けて中に入ったが、何者かに遭遇し慌てて飛び出してくる。グループ全員で逃げ出したが、扉の中に入った1人は消息不明のまま。情報を求む……という趣旨の投稿が成される。
早速、実際に現地を訪問する有志(「黒帯」)が現れ、扉を発見し内部に入るが、人の気配を察して入口近くに避難していると報告し消息を絶つ。一方、同時間帯に別の有志が現地を訪問。地面に蓋のようなものを発見し写真をアップロードするなど実況報告するが、「黒帯」とは合流できずに終わる。
これらの報告を読んだ新たな有志が次々と現地捜索に向かうのだが……。

薄気味悪い廃屋の写真や、ネタか本物かを巡っての有志同士の駆け引きが面白い。
逮捕者が出なかったのは幸いか。


『イリヤの空、UFOの夏』 論
http://lanopa.sakura.ne.jp/ubukata/ufo.html
『撲殺天使ドクロちゃん』 論
http://lanopa.sakura.ne.jp/ubukata/dokuro.html

ライトノベル作家の冲方丁氏による論考。
書き手の立場からの切り口に唸らされたため掲載。
『イリヤの空、UFOの夏』はライトノベルを敬遠している若い読者にもオススメできる秀作だと私は思う。ラブコメや SF のギミックこそあれ、手堅い青春小説でありビルドゥングスロマンだから。
『撲殺天使ドクロちゃん』はパロディネタを盛り込んだドタバタギャグだから、素養がない人には読めない。

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サウンドノベル『うみねこのなく頃に』シリーズの第3話「 Episode3 Banquet of the golden witch 」を第2話に引き続いてプレイした。今月公開されたばかりの最新作だ。

「1986年10月4日から5日にかけて、絶海の孤島に建てられた洋館に集まった富豪一族が、碑文どおりに次々と殺されていく」という大まかな流れは、やはり第1話、第2話と同じ。
第3話では、魔法描写が第2話よりも一層深化する。魔女ベアトリーチェの師匠と称する魔女が登場し、庭園に巨塔や巨人を召喚する大バトルを展開するわ、魔女の眷属が新たに増えて魔女を支援するわで大変賑やかである。勘弁して欲しい。

魔法描写を除き第3話で特徴的な点は、まず碑文の解読者が出た、ということだろう。ただし碑文の解読結果が何であるかは明かされない。明かされるのは解読のヒントと、碑文解読者が得る利益だけである。

次に、第1話、第2話と結末が異なっていることが挙げられる。ネタバレになるので詳細は伏せておく。

物語構成においては、メタ世界における魔女対戦人の駆け引きの比重が大変重くなっている。これが第3話におけるどんでん返しに繋がっていて、読み物としての面白さは第2話を越えている。第2話での展開に呆れて読み進める意欲を失ったプレイヤーを、再度やる気にさせるだけの力が感じられる出来だ。

さて、折角出題編が第3話まで揃ったので、事件の真相について推理、いや予想してみよう。
(以下、ネタバレ注意)

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サウンドノベル『うみねこのなく頃に』シリーズの第2話「 Episode2 Turn of the golden witch 」をプレイした。

「1986年10月4日から5日にかけて、絶海の孤島に建てられた洋館に集まった富豪一族が、碑文どおりに次々と殺され、不思議な状況で発見される」という大まかな流れは第1話と同じだ。但し、登場人物の行動や殺され方は第1話と大きく異なる。

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17 août 2008

ゲーム動画の世界

TAS ( Tool-Assisted Speedrun )とは、エミュレータ上でゲームソフトウェアを動作させることによりフレーム単位でのリプレイを頻繁かつ膨大に繰り返し、成功部分を繋げることで最速プレイを目指すもの。
実機で普通にプレイすることでは実現不可能な神業を見ることができる。

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2008年8月の現在、北京オリンピック開幕中。
相変わらず野球日本代表は韓国を苦手としてますな。

ところで、何故女子サッカー日本代表チームだけ「なでしこジャパン」なのか。
ソフトボールとかバレーボールとか他競技の女性アスリートは「なでしこ」と形容するだけの価値はないんかい、失礼とちゃうか!
……と思ってたら、サッカー協会が公募で決めた愛称なんだそうで。
国花と言われる桜は人名と被りやすいし、菊は天皇家と被るから使えない。
だからなでしこ、ということですかね。
代表監督は「他競技みたく自分の名字を付けて呼んでくれよ」と思ってるかもしれない。
そもそも愛称のお陰で、女子サッカー日本代表チームの監督が誰なのか私は知りません。
それはそうと、オリンピックにちなんで面白い動画をメモ。

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主人公級のキャラクターが、人間の居ない世界に紛れ込んでしまう――『 12RIVEN -the Ψcliminal of integral- 』と『 CROSS†CHANNEL 』の設定は一見、似ている。

しかし両者は異なる。『 12RIVEN 』では、その世界が成立している理由が作中で明示されているのに対し、『 CROSS†CHANNEL 』では仮説やほのめかしで終わってしまっている。

『 CROSS†CHANNEL 』においては、異世界の成立理由は重要視されていない。作中のある人物が、思考放棄するように盛んに主人公を誘導している。主人公にとっては自らが異世界に居るという現実が重要なのであって、彼の望む結果さえ得られれば原因は何であろうと構わない。主人公以外の登場人物にとってもそれは同様である。異世界の成立理由がどうあれ、物語の結末に矛盾は生じない。

「トモダチの塔」と呼ばれる没シナリオ(注1)では、主人公が異世界に到達する前に異世界で起きた出来事が記されてはいるが、それとて異世界の成立理由が示されるわけではない。「トモダチの塔」は作品1周目の展開の正体、町外れの死体の正体、ループ現象を望む者の存在について示唆してくれる。しかしそもそも作品として世に出たシナリオには書かれていない後付の材料でシナリオを考察するのがフェアかどうか、という問題がある。

『 12RIVEN 』においては、異世界の成立理由が物語にとって重要である。それを主人公が知ることによって主人公は事態に対処できる。主人公が陰謀に巻き込まれ陰謀を打ち破るこの物語では、陰謀を企む登場人物は異世界の成立を前提に物語冒頭から一貫して行動している。

にも関わらず、異世界の成立理由の辻褄が合わないことが『 12RIVEN 』の問題である。作中の設定では異世界で個人同士が同時に存在してコミュニケーションを取れることを説明できない。私個人の考えでは、『 serial experiments lain 』で使われた「人類の集合的無意識のネットワーク」という概念を持ち出せば合理的な説明ができると思うが、作中でその概念は明示されていない(注2)。ほかにも、冒頭での拳銃奪取やトラック事件も別設定(特定人物のみ持つ超能力の存在とか)がないと矛盾なく説明ができない。後付の材料でシナリオを考察する問題を避けられないのだ。

なお、物語設定が現実の科学と照らし合わせて正しいかどうかは問題ではない。もちろん正しい方が読者への説得力が増すが、間違っていても作中で明示的かつ整合性があれば、「作中に限っては」有効だ。そうでなければ創作物語は成立しない。ゴジラもスーパーマンもハリー・ポッターも非科学的な存在だが、各作中に限っては「居る」。

『 12RIVEN 』における異世界も、『 CROSS†CHANNEL 』における異世界も、読者が「そういうものなのだ」と盲目的に受け入れるしかない点では共通している。しかし物語の根幹を物語内で合理化できていない分、『 12RIVEN 』の方が読者の反発を免れないだろう。


注1:「トモダチの塔」は公式ファンブックに収録されているが、「 cross channel script.pd 」で web を検索すると読むことが出来るようだ。また、ファンがスクリプトを組んでゲームに仕立て上げたプレイ動画がニコニコ動画に投稿されている。

注2:「集合的無意識」の語は作中で登場するが、それは「マインド・フュージョン」の能力について語る描写においてである。

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12Riven -the ψcliminal of integral-(通常版)

12RIVEN -the Ψcliminal of integral- Windows版


恋愛をテーマにしたノベルゲームが多い中、巧みな伏線、意外な種明かしに力点を置いた異色シリーズ『 Never7 -the end of infinity- 』『 Ever17 -the out of infinity- 』『 Remember11 -the age of infinity- 』。それに続く新シリーズが製作中というニュースにファンの期待は高まっていた。

しかし製作元の KID が倒産。今度は" infinite "にお蔵入りかよ、と皮肉な運命に悲しくなったものだが、サイバーフロントが開発を継ぎ、ついに発売された。『 12RIVEN -the Ψcliminal of integral- 』である。シリーズファンの私が予約購入し、寝食を削って即クリアしたことは言うまでもない。今から思えば、よく意欲が湧いたなと思わなくも無いのだが、個人的事情はさておいて、作品の内容を。

『 12RIVEN 』は二人の視点で物語が進む。

一人は、高校生の少年、錬丸。彼は差出人不明のメールを受け取る。今日2012年5月20日の正午、インテグラルの屋上で少女が殺されるのだという。錬丸が廃ホテル「インテグラル」の屋上に駆けつけると、そこには離れ離れになっていた幼馴染の少女、ミュウが居た。再会を果たした2人だったが、瞬間移動など人間離れした能力を発揮する謎の少年、霧寺メイに襲われる。女性警官と謎の少女が現れた隙に錬丸とミュウは逃げ出すが、霧寺と同じような能力を持つ武装集団に囲まれてしまい、進退窮まった2人はホテルの建物から地上へ転落した。
水の溜まったプールに落ち、命拾いした2人は街へ向かう。しかし異変が起きていた。街に誰もいないのだ。彼らは人間の姿を探して街を彷徨う。「なぜ人々が姿を消したのか」という疑問がこちらの視点の中心である。

一方、警視庁の女性捜査官である三嶋鳴海は、後輩の捜査官、真琴から緊急事態を知らせるメールを受け取る。ミュウが正午にインテグラルの最上階で殺される、第弐エクリプス計画を阻止するためにミュウを守ってほしい、と。鳴海が「インテグラル」の屋上に駆けつけると、少女が少年に銃を突きつけられたところであった。鳴海は銃を奪われ、手錠で拘束されてしまう。そこへミュウとは異なる青い髪の少女が現れるが、鳴海は青い髪の少女が銃撃されるのを眺めることしかできなかった。
応援部隊に助けられ、青い髪の少女を病院に運び込んだ鳴海は、所持品から少女がチサトという名だと知る。チサトは意識不明の重体だ。緊急手術が行われるが、一人の少年が乱入し取り押さえられる。事情聴取を行うも、彼は記憶喪失だった。所持品からチサトの弟であるオメガと判明する。
「インテグラル」での出来事について、最も事情を把握していると思われる真琴は行方不明だった。同僚を信用できない鳴海は、オメガを引き連れ捜査に乗り出す。「第弐エクリプス計画とは何か」という疑問がこちらの視点の中心である。

その後、それぞれの視点で物語が結末を迎えたあと、真相が明らかになる物語に進めるようになる。

真相を知ったとき、プレイヤーは衝撃を味わうことだろう。私は見事にトリックに引っかかりましたよ、ええ。『 Ever17 』を越えるトリックをファンに期待される中、うまく仕掛けたと称えたい。
" integral "(完全)と名乗るだけあって、物語はすっきりまとまっている(まとめにかかっている、と言った方がいいかも)。『 Remember11 』と違って、作中の謎の真相を一事が万事、種明かししてくれるのはありがたい。よくもまあこんな珍妙なプロットを組み立てたものだと、そのぶっ飛んだ発想力に感嘆せざるを得ない。しかし物語のトリックが複雑化した分、真相が SF の独自理論で固められているので、説明されても万人に受け入れられがたい点が惜しい。抽象的過ぎて直感的に理解しづらいのだ。私が理論を理解しきれていないだけかもしれないが、矛盾が生じているのではないかと思われる部分も散見される。
とはいえ、抽象的な概念を捏ね繰り回す哲学好きには興味深い料理だろう。思考実験としての物語、と言った方がいいかもしれない。

プレイヤーには「ミステリもの」として謎を解いてやろうと息巻くよりは、展開にそのまま流されて行くことをオススメしたい。展開が中だるみしがちだった『 infinity 』シリーズよりもアクションシーンが豊富で、ハリウッド映画的なスピード感、躍動感がある(あくまで前シリーズと比べて、だが)。ただしそれと引き換えに、個々のキャラクター性が描写不足で深みに欠けるのは否めず、痛し痒しといったところだ。

本作で一番目につく問題は、そのシナリオを引き立てるべきグラフィックだ。
不安定な製作体制のため、原画の一部を外国のスタジオに外注したのだろう。グラフィックの少なくない部分で、キャラクターがデザイナーと別のタッチになっている。いわゆる「作画崩壊」という奴だ。よりによって読者の気分を盛り上げたり、緊張を強いたりするシーンで間が抜けた絵が表示されるものだから、興醒めどころか、MAD 作品を見るかのようで笑ってしまう。TV アニメーションの世界では人手不足が常態化しているので作画崩壊は珍しくないが、ゲームソフトで作画崩壊に遭遇するとは思わなかった。
散々発売延期をしておいてこの様とは非常に残念。しかし発売中止になるよりかはマシだ。ファンなら我慢すべきなのだろう。何も知らずに購入した人には関係の無い話だが……。

内容の良し悪しの評価はさておいても、製作会社の倒産を乗り越えて発売された作品という点では、コンピュータ・ゲームの歴史に名を残す存在だろう。

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下記はノベルゲーム『ひぐらしのなく頃に』シリーズ主要8話のエッセンスです。
ネタバレ需要があるようなので記すこととしましたが、本作が持つ緊張感やトリックの妙味を全て損なってしまうので、本作未読の人は読まないことを強く推奨します。
PC 版を元にしており、PS2 版やマンガ版、小説版と設定が異なる場合があります。

なお、あらすじは「ひぐらしのなく頃にwiki」各項目より引用しました。
物語の著作権は「07th Expansion」代表の竜騎士07氏にあります。

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プロフィール

空疎な中身のまま、サイト運営10年経過。

文学部出身ですが文学は苦手です。

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