20 mai 2008

新区役所

久しぶりに大阪市某区役所を訪ねた。
かねてより聞いていたとおり新庁舎に移転していたのだが、図書館、区民ホール、区民会館、水道局サービスステーションが、確か以前公園だった敷地に集約されて建物群を形成しており、壮観だ。

かつての区役所の庁舎は戦後作られた鉄筋コンクリート作りの建物で、結構オンボロだった。
耐震強度の基準が甘い上に OA 化なんて考えられていない時代の代物だから、工事を行って延命するよりは、建て替えた方が良かろう……という考えのもとに新築されたのだろう。
図書館その他施設もバラバラに点在していて不便だったから、利用者としては集約された方がありがたい(といっても私自身は10年以上訪ねたことはないけど)。

しかし、それにしても市の財政難の折、ちょっと立派すぎやしないかい?

一体いくら金をかけたのか調べてみた。

まずかつての建物の建築時期は、というと、

区役所:1961年
区民ホール:1974年
区民会館:1971年
図書館:1982年
水道局サービスステーション:1959年

区役所は築46年。
個人的には建築物は欧米みたいに100年単位で使って欲しいものなのだが、日本は地震大国なので仕方なく許す。
区民ホールや図書館は、敢えて新築しなくても修理しながら使える範囲じゃないかな、と素人考えに思うのだが……。
水道局の窓口が区役所と統合されるのは市民視点からごく自然に思うので許す。

で、建設費など移転に伴う費用は、というと。

区役所:39億500万円
区民センター:32億5400万円
図書館:6億3300万円
水道局サービスステーション:4000万円

総事業費:78億3200万円

結構かかってるなあ。
地下鉄今里筋線とか破綻した第三セクターとかよりかは遥かにマシだけど。

区民センターの中身は、900名収容の大ホール1つと、300名収容の小ホール1つ。
図書館の建物の2階に集会室5つ、スタジオ1つ、工作室1つ、調理実習室1つという具合。
予約はそこそこ埋まってるみたいだけど、箱に32億円という数字は重く見える。
ちなみに、区民センターの維持管理費・運営費(計画)は、年間2700万円。
もう作ってしまったからには、市民が積極的に使い倒すしかないが……私には利用機会も意欲も今のところないです。

前の記事:「今日の Wikipedia

次の記事:「いつの間にかなくなっていた

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://meta-metaphysica.net/mt/mt-tb.cgi/356

コメントする

プロフィール

空疎な中身のまま、サイト運営10年経過。

文学部出身ですが文学は苦手です。

Twitter

twitter.com/nemuribito/

過去の記事