14 janvier 2008

2007年山陽の旅 尾道編(2)

2007年9月21日の昼下がり。
尾道探検の続き。


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千光寺ロープウェイの麓駅を下りてすぐ左手にあるのが、喫茶店「こもん」。
『転校生』で屋外席が登場してた。
室内の方も『ふたり』で登場してたはず。
オーナーが尾道のフィルムコミッションで活動しているとかいう話で、店がロケ中のスタッフの溜まり場にもなり、エンディングのスタッフロールに「こもん」の名がクレジットされてた覚えがある。

千光寺ロープウェイの麓駅を下りてすぐ右手が艮神社(うしとらじんじゃ)の参道入口。
境内の上をロープウェイが通過する配置になっている。

参道を進むと、見覚えのある拝殿がお目見え。
『かみちゅ!』の来福神社の拝殿はこれがモデル。
『時をかける少女』の終盤で、両親に連れられて神社に参拝している幼い自分の姿を主人公が見るシーンが撮影されたのもここだ。
社殿の左、写真で言うと人影の背後には高さ4メートルほどの巨石が祀られている。
千光寺山の頂上付近にも巨石があるし、千光寺山の南斜面の集落が石垣・石段で固められているところからして、古く尾道の住民と石は縁が深く、石に信仰が寄せられていたことが偲ばれる。
右手の楠の巨木も由緒がありそうな佇まい。

御朱印を頂こうと辺りを見渡すが神職の姿は見えず。
それほど有名神社というわけでもないので、拝殿の傍にお守り等の販売所があるわけでもなく、社務所も見当たらず、ということでその場を辞す。
(翌日再来して判ったが、社務所は参道入口から拝殿方向に進んで境内の門の手前左手にあった。)

山陽本線のガードをくぐって国道2号線に出たところで、『かみちゅ!』オープニングで登場する尾道市営バスが信号待ちをしていたので撮影。
車両が同じかどうかは確認していないので判らないけど。

国道沿いに少し東へ進んでから北東方向へ歩き、御袖天満宮を目指す。


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御袖天満宮の参道のふもとに到着。
今更驚かないけど、これまた結構な段数の石段でございますねえ……。

石段を登っていくと、見覚えのあるショット。
『かみちゅ!』の来福神社の境内はここがモデルなのであった。

門をくぐったところで上を見上げると、『かみちゅ!』のオープニングでタイトルロゴが現れるショット。
この石段は『転校生』で和美と和夫が抱き合いながら転落して体が入れ替わった、あの石段でもある。

石段を登りきって振り返れば、ほら、あの伝説的シーンそのまんま。
しかし結構傾斜が急だし、こんなところで転落したら全身あざだらけになるか、打ち所が悪ければ死にそう。

『かみちゅ!』のオープニングで三枝みこと八島様が佇んでいる手洗い場。

手洗い場の背後の木に隠れて最初は気づかなかったが、絵馬をぶら下げる棚を発見。
隔離されたかのように『かみちゅ!』巡礼者が記した絵馬だらけ。
有志により設置された「巡礼記念ノート」まである。

絵の上手い巡礼者が多数。
シールやらフィギュアを奉納する剛の者もいるようで。

御袖天満宮の拝殿は何故か瓦屋根でしかも褐色。
寺のようでもあり、寺でないようでもあり不思議な感じ。
でも背後にちらっと見える社殿は神社建築。
神仏混交か?

『かみちゅ!』第2話だったか、ゆりえたちが石段を登って来福神社の境内に入ってくるショット。

菅原道真と言えば牛。
『かみちゅ!』の DVD の特典イラストでもこの石像が登場してたような覚えが。

こちらでも御朱印を頂こうと思うも神職の姿は見えず、社務所がどこにあるのかも判らない。
(翌日再来して、境内西側の垣根の向こう側、一見神社と関係ない民家と思われる住宅が社務所を兼ねていることが判った)

神仏混交だからか、単に場所がないからか、御袖天満宮の東側に隣接して寺がある。
住職のお住まいと思しきこの建物は『かみちゅ!』の三枝家の建物に似ている。


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再び南下して国道を渡り、海岸方向へ歩く。
市役所の西側のT字交差点のところで、「あいすキャンデー屋」を発見。
かつて向島にあった有名なアイスキャンデー店「花月」が廃業したのち、設備を譲り受けた有志が復活させた店である。
アイスキャンデーを買って持ち帰るだけでなく、店先のベンチで座りながら食べることもできる。
私はアイスキャンデーを買って店先で食べてからなおも物足りず、アイスコーヒー(アイスコーヒーをシャーベット状に凍らせたもの)を買って飲みながら移動した。
固形物を全然食べずに冷たいものばかり口にしてるので、普通なら下痢になるはずだけど、とにかく暑くて体の表面から出て行くので、全くへっちゃらなのであった。
結局この日は昼ごはんを食べることはなかった。

市役所前の通りを東へ歩き、突き当りでとても見覚えのある建物に遭遇。
『転校生』の和夫の家そのものである。
家はそのまんまだけど家の前は道路の拡幅工事が行われたようで、作中とは様変わりしていた。

和夫の家の前を左に曲がるとすぐに国道との交差点で、国道を渡り山陽本線のガードをくぐるとすぐに浄土寺である。


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故人の冥福と浄土行きを祈り、参拝記念に御朱印を頂く。

浄土寺を出て右側、つまり浄土寺の門に正対して左側の、山陽本線と寺の間の道を西に進み、Y字の交差点に出たら右に進む。

この場所は直進せずに左へ折れ、坂道を登っていく。

『かみちゅ!』の主人公、一橋ゆりえの自宅のお目見えである。
『ふたり』のオープニングクレジットでも登場する場所だ。
右の石垣の間の坂道に止まっていたトラックが突然後退して来て、家の石段の角とトラックの間に主人公の姉が挟まれて死んだ。
実際に現場を見てみると、「そりゃ死ぬわ」と納得。

ゆりえ宅からなおも坂道を登って、市街を見下ろすように撮影したところ。
中央の学校が『さびしんぼう』で登場してたような気がするけど未確認。

道を引き返して、右に折れたY字の交差点を今度は左へ。
線路沿いの石の手すりのある道は『かみちゅ!』で見覚えのあるスポットだ。
ちなみにこのまま西へ歩くと右手に図書館がある。

市役所前の通りまで戻り、西へ歩いて商工会議所の前まで来ると、『かみちゅ!』スポット。
『かみちゅ!』第2話の、失踪した八島様を探しに主人公たちが町を探索するシーンで登場していた。

岸は綺麗に整備されているけど、突堤は「尾道三部作」の頃から存在してそうな佇まい。

商店街の路地裏に入ると、またも『かみちゅ!』の八島様探索シーン。
突き当たりの社が判るかな。

商店街のアーケードが切れる東の端。
『かみちゅ!』第1話で、台風に襲われる町のシーンで使われていた様子。

右端の電気屋の陰に、尾道の裏名物、オバQ。
昔、千光寺山のてっぺんに置かれていたとかいう話があったような覚えがある。
『かみちゅ!』の八島様探索シーンでもこんなショットで登場していたはず。

再び商店街の路地裏に入って、『かみちゅ!』スポットを発見。
細い鉄塔が目印だ。
元ネタを知らない人が見たら何が面白いのか全く判らない写真だろうけど。

『かみちゅ!』で八島様を見つけられなかった主人公一行が休憩していた突堤。

商店街を歩いていて見つけた謎の店。
建物は古いノスタルジックな銭湯で、看板も暖簾も銭湯であることを示しているのに、入口の前に土産物となるような食料品が並べられている。
かと思えば窓には料理のメニューが貼り出されている。
廃業した銭湯を改装して土産物店兼食堂として営業していると考えるのが順当だけど、それにしてもカレーうどんが850円、カツカレーが1200円って高すぎやろ……。

商店街から国道側へ。
『かみちゅ!』DVD 第5巻のパッケージイラストのモデルになったと思われる踏切を撮影。

再び商店街側へ戻り、海岸沿いを歩いて「福本渡船」の乗り場に到着。
『かみちゅ!』でゆりえが通学に利用している「日の出渡船」のモデルで、オープニングに登場するのは尾道側のこの埠頭。
『さびしんぼう』で主人公がさびしんぼうと名づけた少女を待ち伏せしていたのもここだし、『ふたり』で主人公がピアノを習いに向島に渡る際に利用したのもこの渡船である。

さらに西、商店街の出口付近にある林芙美子のモニュメント。
背後の山の城郭風の建物の右隣が、今夜の宿である「ビュウホテルセイザン」。

尾道駅のコインロッカーから預けた荷物を取り出し、さすがに歩き疲れたのでバスに乗ってロープウェイ乗り場前で下りる。
ロープウェイに乗って頂上まで行き、尾根伝いに西へ西へと歩いていくと「ビュウホテルセイザン」に着く。
ちなみに荷物が少ないとかスーツケースを持っていないとか体力には自信があるとかいう人なら、尾道駅東側の歩道橋を渡り、土堂小学校の西沿いの、レンガ色の大きい街灯が続いていく石段道に沿って登っていくと近道になる。

「ビュウホテルセイザン」は尾道駅から山を見上げると真っ先に目に入ることから判るとおり、眺望が素晴らしい。
ただし建物も設備も古いし、アメニティが充実しているとは言いがたい。
最低限清潔に保っているというビジネスホテルである。
その代わり宿泊代は安めなので、若い人がロケ地巡りの宿にするなら「グリーンヒルホテル尾道」よりもオススメだと思う。
ホテルのレストランはタイ料理の店。
なんで尾道でタイ料理かというと、オーナーの奥さんがタイ人だかららしい。
オーナーはゆくゆくはホテルではなくてタイなんかでバックパッカーが集うゲストハウスのようにしたいらしく、設備を充実させる方向へ経営方針を転換させるつもりはないみたい。
受付のお姉さんも地元の学生風で、「手弁当でやってます」という雰囲気のホテルだった。

客室から土堂小学校を見下ろす。
『かみちゅ!』ではプールが描かれていたが、実際にあるのは墓地。

日が暮れてからの尾道水道。
向島で赤・青・緑にライトアップされた造船所のクレーンが浮かび上がっている。

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コメント(2)

コケ現場の地図を載せてくれてるのが、すごくうれしい。
これから行く土地勘のない人には大助かりです(_ _)

>何故に伍長?様
ありがとうございます。
観光案内所に地図があるものの、ロケ地マップはわざと不親切に書いてありあまり当てにはなりませんからね……。
迷うのもまた一興ではありますが、熱中症にならないよう、十分な飲み物の携行をお忘れなく。
山の手で迷うと水分を摂取できる場所が見つからず苦しいです。
よい旅を!

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空疎な中身のまま、サイト運営10年経過。

文学部出身ですが文学は苦手です。

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