その昔、職場で官報が回覧されてた頃。
一番楽しみにしていたのが「行旅死亡人」の公告だった。
「行旅死亡人」ってのは簡単に言うと、身元不明の死者、あるいは、身元は推定できるけど遺体の引き取り手がいない死者のこと。
やはり同じ趣味の人ってのは居るもので、官報公告を抜き出してまとめ、webで公開されている。
それが「行旅死亡人データベース」。
初めて存在を知ったとき、都こんぶがダンボール箱にギッシリ詰められて積みあがっているのを見るかのような充実感を覚えた。
マスコミには報道されない様々な死の姿がそこにはある。
そしてその死に至るまでの様々な人生があったはずだ。
それらを想像したり、推理したり、シンパシーを感じたり。
自治体の担当者ごとの表現の違いを比べたり。
死者を悼みつつ、しみじみと味わいたい。
1月をもってサイトのサーバーが運営を終了してしまう予定らしいので、閲覧はお早めに。
仕事辞めてから現金だけ持って航行中のフェリーに乗り、甲板から海に飛び込んだら私も行旅死亡人の仲間入り。
家族、知人から見れば行方不明者。
そんな最期も良いかも。
ちょっとサンテックスぽい。






最近のコメント