10月15日。
何となく宇治に行きたくなったので行ってみる。
京阪の淀屋橋駅から特急に乗り中書島駅で宇治線に乗り換え、宇治駅で降りるという道のり。
宇治線は初乗車。
盲腸線的な路線ながら複線化されていて、京都・大阪のベッド・タウン的な位置づけで整備されているような感じ。
宇治駅はここ10年くらいに改装されたのか清潔でモダンな印象。
駅舎にアンスリーとミスタードーナツが入居している。
しかしプラットフォームの柱に延々「うじ」と記されているのを見ると体がかゆくなってくる。
傷口からうじ虫が!出てくるの!掻いても掻いても!助けてオヤシロ様!


駅舎を出るとロータリーがあり、すぐ右手前方が宇治川にかかる宇治橋。
京阪宇治駅側のたもとには平安時代から続くという老舗の茶屋、通園茶屋がある。
喉が渇いていたので早速抹茶アイスと茶団子を頂く。
茶団子は苦味があるので、あまり沢山頂こうという気にはなれない。
茶菓子にほどよい。
ちなみにこの店は禁煙なので、喫煙したい人は屋外の腰掛で。
宇治橋を渡り左手に折れると平等院への参道。
参道の両端には茶屋、茶店が立ち並び、お茶の香ばしい香りが漂っている。
料亭、旅館もある。

参道はそんなに長くはなく、すぐに平等院に着く。
敷地に入るには拝観料が必要。
拝観料は宝物を収めた「平等院ミュージアム鳳翔館」の入場料込みである。

参道側の入口から真っ直ぐ進むと、天下に名高い鳳凰堂のたもとに着く。
鳳凰堂の拝観は別料金になっており、一定時間ごとに拝観客を入れ替えるツアー形式になっている。
橋を渡り手前側の建物で履物を脱ぎ、阿弥陀如来像が安置されている中央部に入る。
創建当時は極楽浄土を地上に再現すべく作られたということで内部は極彩色に飾られていて、阿弥陀如来像が黄金色に輝きそれはそれは絢爛であったそうだ。
今や塗装は全て剥げ落ちてるし、天蓋や仏像背後の飾り(名前忘れた)や台座が修復のため取り払われている。
代わりの台座の上にぽつんと鎮座していて非常に地味な印象を受ける。
ちなみに鳳凰堂と呼ばれるようになったのは後世からで、本来の名前は阿弥陀堂というらしい。



鳳凰堂の見学を終え、その流れで堂の写真撮影を試みる。
記念写真を撮る人が多く、なかなかいいポジションを得られない。
木が写りこむので、堂全体を綺麗に写すのは難しい。


裏側に回ると、観光写真ではあまりお目にかかれない姿を見ることが出来る。
「平等院ミュージアム鳳翔館」は最近作られた様子の綺麗な宝物館で、斜面を利用して建てられている。
地下から入り地上へ出る見学路になっていて、なかなかセンスのよい建築物だ。
梵鐘や、鳳凰像の実物(鳳凰堂の上に設置されているのは複製品)、池からの発掘品、阿弥陀如来像を取り囲む菩薩像(だったっけ)などが展示されている。
地上部分はミュージアムショップになっている。
平等院を出て宇治川べりへ出る。
川岸は親水公園として整備されている。
川の中にある中の島にも橋で渡ることができ、この島を経由して向こう岸まで歩ける。


中の島で一旦休憩して、川の流れと野鳥をしばし眺める。
橋を渡るとすぐに宇治神社がある。
こじんまりとした神社だ。
実は道をさらに登っていくと国宝の宇治上神社があるのだが、気づかなかった。
今度は朱印帳を持って訪れることにしたい。
京阪宇治駅の方に進んでから住宅の間を山側へ歩いていくと、「源氏物語ミュージアム」という博物館がある。
源氏物語ゆかりの土地ということで建てられた博物館のようだが、内装が綺麗ではあるもののしょぼさが否めない。


展示物には平安時代の貴族の調度品を再現したものや、光源氏の邸宅の再現模型がある。

宇治十帖で薫が宇治の大君を見初めたシーンを蝋人形で再現したセットもあるが、どうみても覗きをしている変質者です。
本当にありがとうございました。
さらに中には小さな映画館があり、宇治十帖の登場人物、浮舟の人生を描いた人形劇が上映されている。
薫と匂宮との間で揺れて宇治川への入水自殺を図った彼女の声を演じているのは葉月里緒奈。
なんとなく納得。
閉館時刻になりミュージアムを出て京阪宇治駅方面と戻るが、空腹を耐えかね宇治橋西詰にあるサイゼリヤで夕食。
安くてうまいサイゼリヤのありがたみを実感し、膨れた胃袋を抱えてJR宇治駅から奈良経由で大阪まで戻りましたとさ。
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