毎年恒例の修学旅行。
今回は神奈川県の箱根です。
午前9時前、新大阪発の東海道新幹線「のぞみ」で小田原へ。
小田原には「のぞみ」が停車しないので、名古屋で「ひかり」に乗り換え。
午前11時9分、小田原着。

北口には今回待ち合わせの目印である北条早雲像が立つ。
小田原で降りるのは初めてだが、思ってたより地方都市な感じ。
反対側の南口は商店が立ち並んで賑わっているが、集積度は奈良駅前に似たくらい。
待ち合わせ時間まで暇なので、駅から10分ほどの小田原城を訪ねてみた。

12時過ぎ、駅前でメンバーと合流。
昼食後、自動車組と電車組に分かれて箱根を目指す。
私は自動車組。
オープンカーなので走れば涼しいのだが、あいにく国道1号線は渋滞していた。
1桁国道なのに片側1車線しかないのだからもっともだ。
箱根湯本駅前の温泉街を抜けると流れはスムーズ。
山中の清涼な空気に電波ソングを乗せ、ロードスターは山道を登っていく。
箱根登山ケーブル上強羅駅のそば、今夜のお宿早雲館に到着。

見かけは古めだが内装は最近改装したようで、綺麗なものだった。
周囲にあるのは緑と宿泊施設くらいなもので、遊びに繰り出すのは難しいのでひたすら宿でダラダラする。
メンバーが持参したニンテンドー DS が4台もあり、ここまで来てニンテンドー DS 大会勃発。
夕食後はお風呂で温泉を堪能。
露天風呂でこれまたダラダラ。
風呂から上がれば酒を飲んでダラダラ。
ニンテンドー DS でピクトチャットしつつダラダラ。
退廃的な宵でございました。
翌朝、宿を出て大涌谷と芦ノ湖を目指す。
箱根登山ケーブル上強羅駅から山に登る。

斜面の上に駅がある。

山上方面を見上げると終着駅の早雲山。
下りるのを待つ車両が見える。

麓方面に目をやると、中強羅駅とすれ違い線が見える。


列車が下りてきた。
ちなみに向かいのホームに行くには停車した車両を通り抜ける必要がある。
線路の間のケーブルが動いているので、線路を渡るのは危ない。

早雲山行き列車が来た。
ケーブルカーに乗るのは多分20年ぶり。
平地を走る自転車よりも遅いスピードで、ゆっくりと列車は線路上を走る。
早雲山ではロープウェイに乗り換える。



高所恐怖症なので結構怖い。
スキー場のリフトやゴンドラ程度ならまだ大丈夫なのだけど。


大涌谷に近づいてくると、眼下に採掘場のようなものが見える。

大涌谷駅、標高1044m。
半袖だと、涼しさ半分、肌寒さ半分。
しかし温度の感覚よりも硫黄の匂いが鼻につく。
さすが火山地帯だ。



当地の名物は大涌谷で湧く温泉でゆでたゆで卵。

硫化水素の作用で殻が真っ黒だ。
でも中身は普通に白いゆで卵である。



たかがゆで卵のために大量の人が集う。
さて、ここから芦ノ湖方面に向かうには普通さらにロープウェイに乗るのだが、残念ながら現在ロープの張替え作業中のため不通となっている。
代行バスが運行されているので、それに乗って芦ノ湖へ向かう。



空は今にも雨が降りそうで、霞もかかりいまいちな天候。
天気がよければ人目もわきまえず、白鳥さんのボートを漕いで湖面に繰り出したいところだったが……。
時間もあまりないので遊覧船に乗るのことも断念。
路線バスに乗り、荷物を置いてある早雲山まで戻る。
早雲山からケーブルカーで山を下り、強羅へ。
強羅から箱根登山鉄道に乗り換える。
混雑が激しいので列車を一本やり過ごすと、昔からおなじみの旧タイプの列車が来た。
ラッキーだ。



さすが昭和20年代に作られた車両、鉄の質感が落ち着く。
モーターが奏でる重厚な響きが底から体を突き抜け心地よい。
列車はブレーキと車輪のきしむ音を立てながら、通常の鉄道だとあり得ない急カーブと急勾配を下っていく。


急勾配過ぎてこの路線には2箇所スイッチバックの信号所がある。
そしてスイッチバック式の駅が1つある(Wikipediaの航空写真を参照のこと)。


このスイッチバックの信号所で上り下りの列車が交換を行う。
スイッチバック線に入るところを見ると、上り線、下り線ともにすごい急勾配だ。

強羅行きの列車がやってきた。

もう一方のスイッチバック信号所。
旧タイプの車両と交換。
ここでカメラのメモリーカードの容量が尽きてしまい、撮れたのは1枚だけ。

列車はグングン下って登山電車の終着駅、箱根湯本に到着。
昔は箱根湯本が終着ではなく小田原まで走っていたようだが、箱根湯本まで乗り入れていた小田急に乗っ取られてしまったらしい。

昭和前半の車両はやはりいいものだ。
ここから小田原まで小田急に乗る。
ちなみに一連のルートを空から見るとどんな具合かは Wikipedia を参照のこと。
小田原からは東海道新幹線。

「こだま」しか選択肢がなく、16時37分発の新大阪行きに乗って新大阪に着いたのは20時前。
家に着いたのは21時前だった。
芦ノ湖を発ってから6時間以上。
東京からは手ごろな観光地かもしれないけど、大阪からは遠い。
なかなか自発的に来ようとは思わないわけで、この旅行はよい機会でした。
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