6 mars 2006

2005年に読んだマンガ 2006.3.6

Amazon.co.jp の「この本を買った人はこんな本も買っています」を元に突撃してみるキャンペーン。

榛名まお『ぱわまゆ』(バンブー・コミックス)

ISBN:4812460115

ペットショップを営む姉の下で働く女の子、まゆを主人公に据えた4コママンガ。

作者名が個人的に懐かしい。
CG とペン画では印象が違いますな。

言っちゃあ悪いが何の変哲もない作品で、そのまま歴史の中に埋もれてしまうことでありましょう。
絵柄は可愛いし、つまらなくはないんだけど。

いずみ『ちょこパフェ』( 全2巻、まんがタイムコミックス)

ISBN:4832275097
ISBN:4832275402

パティシエになることを夢見る洋菓子屋の娘と、その同級生の和菓子屋の娘ら小学生の少女たちの日常を描いた4コママンガ。
最近流行の「萌え4コマ」という奴ですな。
どこかで見た絵柄だなーと思ったら、『貧乏姉妹物語』と同じ作者だった。

そこそこ毒のあるギャグと可愛い絵柄ってことで、萌え重視の人にはまあまあ悪くないのでは。

湖西晶『かみさまのいうとおり!』(第1巻、まんがタイムきららコミックス)

ISBN:4832275240

生徒の信仰する宗教を最大限尊重するという高校に通う少女たちの日常を描いた4コママンガ。
キリスト教の安倍まりあ、神道の鳥居くりこ、修験道の山伏実希代がメインキャラクター。
安倍まりあはすぐにエロい想像をしてしまい鼻血を噴出してしまうという設定で、ソフトな下ネタが多い。
さしずめ「萌えみこすり半劇場」といったところ。
それを面白いと思うかどうかは読者次第。

萌え4コママンガ雑誌「まんがタイムきらら」の看板作品らしい。

小箱とたん『スケッチブック』(第1巻‐第2巻、BLADE COMICS )

ISBN:4901926500
ISBN:4861271096

個人的に「大当たり引いた!」感あふれ大満足。
4コママンガでは今私が最もオススメする作品。
「月刊コミックブレイド」に2002年から連載中。

作品の舞台は北九州にあると思われる高校。
妙にゆったりペースな女子高校生、梶原空が入部した美術部は、彼女を含め個性的な部員揃い。
そんな彼女たちの日常を描いている。

4コママンガとして注目したいのは「間」の使い方が秀逸なこと。
『あずまんが大王』以来の感覚だ。
では学園4コママンガという点でポスト『あずまんが大王』となり得る作品か、というとちょっと趣が異なる。
あずまきよひこほどキャッチーな絵柄ではないし、女性の身体的特徴をネタにすることがない。
キャラクター性から取り出されるのは成分として萌えよりもギャグが強い。
本作では比率は少なめとはいえ男子部員も登場する。
共学校であるにも関わらず男子生徒を意図的に排除し、楽園的世界を構築していた『あずまんが大王』とはここでも違いがある。

本作が優れているのは、日常生活のちょっとした事柄を掬い上げてネタにするそのセンスだ。
その着眼点には「あるある!」と共感を誘われること間違いない。
また、作者は生き物についても造詣が深いようで、生物・植物ネタが数多く披露される。
それはしばしば登場人物が住む町に残る自然の風景に見出されるもので、作品世界に土のにおいと広がりをもたらしている。
これもまた、作者が切り出してみせる「日常」の一つの側面と言える。

作品傾向として二次創作という形で消費しづらいため、オタクの世界にブームを巻き起こすということはないだろう。
しかし口コミでじわじわ売れ行きを伸ばしていくタイプの作品だと思う。

荒井チェリー『三者三葉』(第1巻‐第3巻、まんがタイムきららコミックス)

ISBN:4832275119
ISBN:4832275313
ISBN:4832275526

真面目なメガネっ娘に見えるが腹黒い葉山てる。
明朗な性格で底なしの食欲を持つ小田切双葉。
大金持ちのお嬢様だったが今や没落し一人貧乏生活、クラスでは孤立している西川葉子。
氏名に「葉」のつく女子高生仲良し三人組の日常を描いた萌え系4コママンガ。

メインの3人のキャラクターが立っている。
人気が高そうなのはやはり「葉子様」だろうか。
お嬢様の言動を残しつつ健気に現実と戦うギャップが笑いを誘う。
絵柄は可愛らしくまとまっているし、ギャグも毒が効いている。
萌え系4コママンガの中ではオススメできる作品だ。

大井昌和 『風華のいる風景』(第1巻、まんがタイムきららコミックス)

ISBN:4832275283

4コママンガではなく、短編ストーリーマンガ。
表紙の絵の少女が「風華」なのだが、タイトルに名前があって更にカバーイラストに大きく少女の絵が描かれていれば彼女がヒロインであろうと誰しも思うはず。
しかし彼女はヒロインではない。
ストーリーには殆ど絡んでこず、街の通行人として一瞬現れるだけに過ぎない。
確かにそこにあり、人の心に影響を及ぼすこともあるが、大抵は通り過ぎるだけの風のような存在。
そういう意味では『風華のいる風景』というタイトルは正しい。
そんな風景のもとに登場人物が織り成す人情話を描いた作品。
ハートフルストーリーって奴ですな。

袴田めら 『最後の制服』(第1巻、まんがタイムきららコミックス)

ISBN:4832275410

これも短編ストーリーマンガ。
とある女子高の寮、1つの部屋に2名が割り当てられ生活する少女たち。
言葉にすることはないものの、彼女たちは同室の少女に友情を越えた好意を抱いている。
それぞれの秘めた思いが、ゆるやかに綴られていく。
ぶつかり合ったり、傷つけあったりすることなく、ひたすら密やかにしみじみと。
少女幻想、それもまたよし。

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