11 novembre 2005

女の子に逃げられた

仕事上、とある調査を行うため、先日某市某所に単独で赴いた。
現地に到着したのはもう薄暮という時間帯で、調査を終えて最寄の駅に向かう頃には日が落ちていた。

この道に沿っていけば駅の近くには到達するはず。
記憶の中の地図を辿って、駅から数百メートルという地点にまでやってきたのだが、正確なルートがわからなくなった。
右に折れている広めの車道沿いに進めば駅前の商店が多いあたりに着きそうだが、遠回りになりそうだ。
そのまま直進すると住宅地の中に突っ込むし、道は細く急に街灯が減って暗くなっている。
ただ、直進する細い道には制服姿の高校生だか中学生だかの少女二人連れが私と同じ方面に歩いているので、よい近道かもしれない。
それに路地に入り込んでもおおよそ直進方向にさえ歩いていれば必ず線路にぶち当たるはずだ。
そういうわけで、直進して細い道へと向かった。

辺りは暗い。
10メートルほど前には少女が二人。
警戒されるかなあ、と思っていると、二人は歩きながらこちらを振り返り、何やら言葉を交わしている。
そして道が丁字に分かれる地点に着くと、彼女たちはカタパルト発進のごとく猛ダッシュで左右に分かれて走り出してしまった。
私が分岐点に到達したときには、二人の姿はどちらにもなかった。
そこまで警戒しますか。

別に私は欲情した顔で彼女らを見つめていたわけでもないし、「みんなが俺をバカにするんだ……壊してやる、燃やしてやる」と呟いていたわけでもないし、裸の上にコートを羽織っていたわけでもないし、ましてや『いもうとブルマ~放課後の食い込みレッスン~』の主題歌を放歌していたわけでもない。
ただ歩いているだけなんだ!
潔白だ!
頼まれてもあんたらみたいなガキンチョには手を出さんぞ!

まあいつの世も暗がりを若い女性が歩くのは危ないし、当地が性犯罪の多い土地だったのかもしれない。
警戒されるのはやむを得ないとはいえ、自分が露骨に犯罪者として疑いの目を向けられるのは、正直言ってショッキングでもあり不愉快でもあった。

ちなみに怪しいルートではあったものの、勘どおり駅のそばまで抜けることができました。

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コメント(4)

ごめん、ちょっと笑ってしまいました。
相手が誰であれ、暗い時間に後ろから来る足音とか人影って怖いよ。こないだ、深夜に家に向ってたら、後ろから自転車に乗った人がゆっくり近づいてきて、すぐ後ろに着けたときは、かなりびびってしまいました。相手はお巡りさんだったんやけどね--;お巡りさんでさえ、こうなんだから、一般市民のDormeur氏は仕方ないよ、条件反射だと許してあげて下さいな。

上記の主題歌は、歌っても絶対何か分からんやろう。

いやあ、判りますよ怖いのは。
ローカル話になりますが私も職場から駅の道とか、星田や百舌鳥のあの道を夜に一人で歩いてて後ろに誰か居たら注意を向けますからね。
うちの近所でも路上強盗出てるそうですし。
ただ、早足になられるのはいいにしても女の子走りじゃなしに全力で逃げられるのは繊細な乙女心が傷ついちゃうのです(誰が乙女か)。
若さゆえの残酷さという奴でしょうか。
走るって何か青春の香りがしますしね。

ちなみに例の主題歌は「電波ソング」として有名で
http://moe.product.co.jp/product/ib/song_tp.htm
こういうのですので元ネタを知らなくても容易に危険性を察知できるでしょう。
天下の往来で歌うのは社会的自殺行為です。

見ました、主題歌。いやあ、こんなあからさまなものだとは思ってませんでした(笑)そうか、これなら、警戒しますね、多分。
若い女の子は、若いと言う、自信も持って良い項目を持っているものです。さすがに三十路前の私は、緊張しても逃げ出す、という自信過剰な行為が出来なかったものです…。だから、Dormeur氏が気にやむことはないのですよ。

有難いお言葉でございます。
実は気に病むよりネタになって面白かったりもするわけですが。
本気で落ち込んでたら笑いを仕込む余裕もございません。

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