11 septembre 2005

参政権を行使した

衆議院議員選挙その他の投票に行ってきた。

実際のところ、党や組合や創価学会なんかの組織票の前には、自分の一票なんぞ誤差程度の価値しかない。
しかしながら文明の歴史の中で見れば政治に参加できる人間は少数であった。
政治参加しようと思えばそれは地域社会や国家に対する反抗、反乱の形を取らざるを得なかった。
数々の血が流された結果、現在我々は平等に参政権を有している。
無念のうちに死んでいった先祖に対する墓参り程度の価値はあると思って、私は欠かさず投票に行っている。

ところで、議会議員の選挙というのは、行政機関を通じて自分に利益をもたらしてくれる人間を選ぶ手続きだ。
ある人の利益が他の人の不利益となることは多々ある。
そうした利害を調整し、利益とリスクの配分を決定する場が議会である。
別に社会正義の実現を目指す場ではない。

ただ、宝くじの当選金は宝くじを買わないと得る可能性がないが、日本のような先進国となると、社会福祉のような利益は必ずしも政治に参加しなくても得られる。
それに、自分の選んだ代表者が、必ずしも自分の意思に即して利益をもたらしてくれるとは限らない。
利益を代表するべき候補者がいないこともある。
その結果、政治に対する無関心を生み出してしまう。
難しいところだ。

正直なところ、私も自分の利益を代表する候補者がいなくて困っている。
私にとっての利益とは、これから増加の一途を辿るであろう社会保障費用を徹底的に縮減し、予算配分を高齢者から若年層にシフトさせることである。
高齢者に搾取されるのは真っ平御免だ。
下記のような政策を掲げたキチガイ候補者、政党が居たら迷わず投票するのだが、残念ながら今回の選挙では存在しなかった。

  • 今後10年間で75歳以上人口を1000万人削減する
  • 安楽死を合法化し、費用は公費負担とする
  • 安楽死により発生した相続については、相続税を半額にする
  • 今後累計2年以上の生活保護受給者は死刑とする(但し未成年者は成年に達するまで受給可)
  • 刑罰は、軽微な犯罪に対しては1年以内の懲役刑とし、それ以外は原則死刑とする
  • 65歳以上の国民には長寿税を課す
  • 医師法を改正し、資力のないものに対する医療を拒否できるようにする
  • 健康保険および公的年金未加入・未納者に対しては財産を差し押さえ、自動車運転免許、パスポートその他公的免許資格の一切を喪失させる
  • 社会保険に未加入の事業所の事業活動を禁止する
  • 消費税を税率10%に増税する
  • 小児科への診療報酬を倍増する
  • 係長未満の国家・地方公務員の給与について、上限を現行の2/3にする
  • JASRAC を解体する
  • 今後100年間で全国の電柱を地中化する
  • タバコを20本入り1箱500円程度に値上げする

全部実現したら世の中すっきりするだろうけど、絶対無理。

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コメント(6)

どるさんそれ仕事の恨みつらみじゃないですかっ。

そのいずれかをも訴えると人は過激派と呼ぶ気がします!

「予算配分を高齢者から若年層にシフトさせること」は思いっきり同意。でも力のある有権者は若年層じゃなくて、高齢者だから、仕方ないねえ。私も、ビビたる一票を、これを入れたからってまあどうってことないんだろうな、と思いながら、ささやかな自己主張として入れてきました。

「タバコを20本入り1箱500円程度に値上げする」は喫煙者なのに、いい心がけやね(笑)でも私は1000円まで上げて欲しいと思ってます。

カール・ブルノー・レーダーによれば、そもそも死刑というものは人間心理におけるルサンチマンの産物だそうな。
国家による殺人行為であり明白に人権侵害な訳で、死刑制度を存続するなら徹底的にやる、半端に運用するなら死刑制度を廃止する、のどちらかを私は望みます。

正直なところ、例に挙げたような政策を実行されると個人的に不利益も被るんですよ。
社会保障費を減らされたり高齢者人口が減ったりすると、私の勤める業界では収入が減って経営が悪化します。
「小さな政府」を目指す現行路線のお陰で、実際に経営はどんどん苦しくなってます。
タバコが値上がりすると懐が寂しくなります(さすがに1箱1000円ですと、増加分を生産者と流通への補償金に充てても売上の減少が上回ってやってけないでしょう)。
それでも私は個人的利益のみならず国益を考えます。
カルネアデスの板です。

本当は犠牲者を出さない解があればそれが一番なんですけどね……。

「公民権65歳定年制」の導入を主張するッ!!

公民権定年制の導入はつい望んでしまいますな。

不在者投票のためにベッドサイドに行ったとき、判断力があるのかどうか怪しいお爺さんが、付き添いの家族らしき人に「この人でええんやね?○○○○」と選挙公報を指差され、震える手で投票用紙に向かう様を見ますと、この一票が私の一票と同じ重みであることに不快な感情が湧いてまいります。
理性では「お年寄りも一国民である以上、当然その意思は政治・行政に反映されんといかん」と思うのですが、どうにも納得しづらいです。

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