10 mai 2005

『ひぐらしのなく頃に 特別編 雛見沢村連続怪死事件 私的捜査ファイル(仮)』について

ISBN:4758010269

ノベルゲーム『ひぐらしのなく頃に』のシナリオにはプレイヤーによる選択肢がなく、基本的に一本道。
ただ、シナリオの進み具合に合わせて、「 TIPS 」と名づけられた沢山の小編が読めるようになる仕組みになっている。
この「 TIPS 」は雑誌記事、公文書、何者かの手記、挿話などで構成されており、作品世界を補助している。
大塚英志が『物語消費論』でビックリマンシールを例に論じた「物語消費」を想起させる手法だ。

『ひぐらしのなく頃に 特別編 雛見沢村連続怪死事件 私的捜査ファイル(仮)』はこの「 TIPS 」を寄せ集めて一冊の本にしたような、謎解きのための資料集である。
ゲーム作品の関連本によくある、キャラクター設定資料や製作者インタビュー、コラムの類は一切無い。
あくまでも「暇潰し編」にて語られる「作中の人物の手により出版された本」という設定。
新聞記事の切り抜き、公文書の謄本、便箋かノートに書かれた手記、録音テープから文字に起こされたもの、メモ書きなどをそれぞれ模したものが図版として収められている。
その内容は作中に登場する「 TIPS 」そのままのものもあるが、この本で初めて明かされるものも多い。

  • Frederica Bernkastel なる人物がノートに綴った寓話らしきもの、詩

  • ダム開発計画発表前、差別落書事件が散発的に発生したこと

  • 教育委員会の立場では、前川少年らの通う分校はあくまで暫定的な保護措置のために置かれており、本来は全員が興宮の学校の生徒という扱いであること

  • 神主夫妻変死失踪事件で、遺書を書いて自殺したとされる妻の遺書は所在不明であること

  • 自衛隊が撤収した直後の雛見沢の家屋の殆どに、物色されていた形跡があったこと

  • 雛見沢営林署の側壁において、警官が発砲したものと見られる銃弾が見つかっており、村の駐在警察官は災害で行方不明になっていること
  • 本編をプレイしていない人がいきなり読んでも訳が判らないだろうから注意が必要。
    また、プレイした人が読んだからといって、事件の真相が誰にでも判るという訳でもない。
    ある資料では「暇潰し編」の登場人物が事件の真相について推理しているけれど、「真相が明らかにされる前に作中の人物が展開する推理は的外れ」というのはミステリーのお約束だ。
    ファンやとにかく謎解きに挑戦したいという人にのみ、この本はオススメできる。
    その場合でも「暇潰し編」まで読み進めてからこの本を紐解くべきだろう。

    ちなみに、本の帯に印刷された写真が不気味で私はこの本のオモテを上にして置いておけません。
    本編の背景に突然その写真が映し出されたとき、かなりびびった口なもので。

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    コメント(1)

    Edmonton dominated the Carolina Hurricanes on Saturday night and the 4-0 margin in Game 6 makes it hard to imagine the Oilers not hoisting hockey's Holy Grail above their heads in less than 48 hours. And it would not come as any shock to see defenseman Chris Pronger, who had another 31-minute night, take the honors for the Conn Smythe Trophy as the playoff MVP.

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