職場で一時間遅れの昼休みをとっていたら、休憩室の TV にどこかで見たことのあるおばちゃんが映っている。
著書を前にしながら NHK のスタジオでアナウンサーと対談を行っていた。
著者名は見えない。
誰だっけ、と思案しながらおばちゃんの語る内容を聞いていると、ジェンダー絡みの活動をやってきた人だと伺えた。
あれ、上野千鶴子?
と、名前が浮かんだのだけれど記憶の中の上野千鶴子とは髪型が随分違っていて、別人のようにも見える。
頭の中で髪を取り除く処理をかけながら顔をよく見て見たが、やっぱり上野千鶴子だよなあ。
対談の最後でやっと「社会学者 上野千鶴子」の字幕が出て落ち着いたのだけれど、記憶をたどると上野千鶴子が話をしているところというのは初めて見たような気がする。
姿勢や口調のなかに他者に対する余裕と自信が漂っていて、インタビュアーを見下ろして鼻で笑ってるようにさえ見えるのだけれど、あまり不快には思わなかった。
田嶋陽子なんかとは格が違う、と思った。
頻繁に TV に登場して不愉快な気分にさせてくれる田嶋の代わりに上野に TV 出演してもらいたいものだが、上野は忙しいだろうしそもそも大方の TV 番組が田嶋を引っ張り出してくるのは別に真面目なジェンダー論を展開して欲しいからじゃないのだ。
ヒステリックに意見したり共演者をやり込めたりする女性の姿を見世物にしたいのだ。
無理ってもんだよなあ。
ちなみに、話題となっていた著書は岩波新書の『当事者主権』だった。
折角だから、いつかの機会に読むこととしよう。
ISBN:4004308607
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