新型 PS2 を買った。
新品中古ソフトをいくつか買ったのだけれど、記念すべき初プレイの PS2 ソフトは
『Ever17 - the out of infinity - 』
だ。20時間以上かけて、さっきやっとクリアした。
まず言っておかないといけないのは、「 PS2 持ってるなら貴方もプレイして真のエンディングを見ろ!」ってこと。今なら「 superlite 2000 」シリーズに収まっているので、2000円弱で新品が買えます。だからといって安っぽいゲームじゃあない。パッケージに「恋愛アドベンチャー」と書いてあるのは大嘘。美少女ゲームの皮を被ってはいるけれど、こいつはよく練りこまれたシナリオの SF ミステリー作品なのだ。
このゲームでは海中に建設された施設に登場人物たちが閉じこめられる事件が起こる。そして物語を進めるうち、5人の女性キャラクターについて、それぞれ恋仲の成立を示唆するエンディングを迎えることができる。男性キャラクター「倉成武」の視点で2人、男性キャラクター「記憶喪失の少年」の視点で2人。途中からこの二人の視点のどちらかに寄って物語は進展していく。
それだけ言うと、よくあるマルチエンディングの美少女モノのアドベンチャーゲームとしか思えないかもしれない。しかし、それら4つのエンディングをそれぞれ迎えても、登場人物たちが持っているミステリーは残されたままなのだ。一体彼女たちは、そして男性キャラクター二人は何者なのか?4つのエンディングで提示される数字「1」の意味は何なのか?エンディングを迎えることのできる女性キャラクターは5人だが、「倉成武」の視点と「記憶喪失の少年」の視点で登場する女性メンバーが1人異なるのはなぜなのか?物語中に執拗に出てくる数字「17」の意味は何なのか?
それは4つのエンディングを迎えた後に登場する真のシナリオ、つまり残る一人の女性キャラクターを巡るシナリオで明らかになるのである。つまりミステリーの解決篇に当たるわけだが、それを見ない限り『Ever17 - the out of infinity - 』の真価は分からない。「何かよくわからないけど、海中から脱出できてよかったね」で終わってしまうのだ。
……という情報を事前に仕入れていたので、いざ私も謎解きにチャレンジ。試行錯誤する暇はないので、攻略サイトを見ながらシナリオを進めつつ、トリックを読もうと頑張った。
戦果はというと、仕事時間中も乏しい脳味噌を使って考えたおかげで、3割は解決篇に入る前に見破ることに成功してました。ネタバレになるので慎重に言葉を選ぶと、「倉成武」篇と「記憶喪失の少年」篇にシナリオが分かれているトリックは見当がついたのだけれど、そのトリックを基盤にそれぞれの登場キャラクターの正体を矛盾なく説明するまでには至らなかった――ということです。だから多くのレビューサイトで言われてるように「だまされた!」とは思わなかったけれど私の負けですトホホ。
ともかく、
・哲学や物理学に興味を持ったことがある
・SF ものに抵抗がない
・推理小説を楽しく読んだ経験がある
・映画『マトリックス』の物語設定を理解できた
・美少女キャラの絵柄を我慢できる
……なんて条件に該当する人は是非プレイすることをお勧めする次第。PS2 を持ってない人は Windows 版をどうぞ。
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